名古屋へ行きたい

やはり、楽曲の素晴らしさでは「なめくじ 逃げ〜!逃げ〜!」が最高だろ思うけど。名古屋の喫茶店やカレーやの噂を聞くたびに、もう何でもありだなと感心する。わたしの人生で最初に出合った名古屋の女性は、痩せているくせにひどい大食いで、昼飯をつきあうと、必ず二食を食べさせられた。一緒に二食をつきあっていたのはわたしぐらいだったのだが、べつに「たくさん食べる男の人ってすてき」と言われたわけではない。しかし、結局同じくらい大食いの男と恋人になった。その男とわたしの間の差は、彼は二食食べた後に必ず彼女を誘って、団子屋に行ったところか。何度か三人で食べ放題の店で食事をしたことがあったが、わたしは意地だけで頭がガンガンするくらい食べた。大食いも限度を超えると腹が苦しいのではなくて、頭が痛くなって体中の血液が流れなくなるようになるのだ。さよなら、わたしの大食い時代。