2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 クルシメさん,アトピー刑事〜愛の井口昇劇場1988-2003

そして、いつのまにか時代は井口昇なのか。こんなDVDまで発売。借金してでも買おう。クルシメさんが作られたときに、この映画?を褒めている文章なんてどこでも見たことがなかった。唯一ささやかな歓びにあふれていたのが、新井亜樹マニア。つまりわたしくら…

 竹中直人匙の会

竹中直人と岩松了の間に何があったのかわからないけど。今年から竹中直人の会改め、竹中直人匙の会となって、脚本がケラリーノ・サンドロヴィッチ、松尾スズキ、宮沢章夫だなんて。豪華というか、ごった煮本となるような。しかしこんな人たちに共作を頼めた…

 舞城王太郎 「好き好き大好き超愛してる。」ISBN:4062125684

村上春樹以降、小説にはオスが登場しなくなった。しかしそれはもちろん、村上春樹が小説の上だけでオスを消してしまったのではなく、おそらくいつのまにか日本からオスは消滅していたのだ。村上龍や中上健次が描こうとしていたオスは実際には既に日本では絶…

舞城王太郎は女だった その6

think of one@渋谷O-EAST

9月1日のシンク・オブ・ワンの渋谷は、最初からゲストにキーラが決まっていて、あとから渋さ知らズもゲストに追加というのは、オーケストラでもないようだし、渋さの数人がthink of oneと1,2曲セッションをするだけなのでしょ。と勝手に思っていたら、…

 竹の塚

カラオケつきのタクシーというのも珍しくないらしい。わたしが昔乗ったタクシーで「わたしは唄いませんから」と運転手さんのしつこい唄ってくださいの誘いを不機嫌に断ると、「じゃあ唄っちゃうからね」と言われて沢田研二の「勝手にしやがれ」を熱唱された…

 というわけで

猫を下から見ると、こうなっていた。 まるでツチノコだ。もちろん猫が下から見るとツチノコになるのではなくて。うちのねこは下から見ても、横から見ても、上から見ても、ツチノコ風ではある。 そして、うんちをしたあと、かならずわたしの足下に寄ってきた…

うちのねこ、下から見るか、横から見るか

その他

そうそう、S・キングの「キングダム・ホスピタル」は、やはりホラーなんかじゃなくて、コメディだった。でもホラーとコメディとは紙一重なのかもしれない。そして、どうしても「ドニー・ダーコ」と瀬々敬久「トーキョー×エロティカ Tokyo×Erotica」がそっく…

 超能力ねこ

うちのばか猫(定吉=パスタ)はわたしが帰ってくるとたいてい玄関でごろごろしていたり玄関の前で三つ指をついて寝ているのは、ずっとそこにいるのではなくて、足音や鍵の音を聞いてすっ飛んでくるのかと思っていた。しかし実家に今日行っところ、実家の美人…

 ジョージ朝倉

ジョージ朝倉の「恋文日和」が映画になったんだあ。http://www.koibumi.jp/main.html なんてはしゃぐ資格はないような気もします。そのとおりですが。なんだかその強引な見せられ方にいつも頁を捲らされてしまう。そして、ジョージ朝倉とまったく違うけど、…

 熊谷達也 「邂逅の森」ISBN:4163225706

熊谷達也がこの小説でいろいろと賞をとったのは本当に良かった。そして、あまりに内省的な人物が想像した世界に住むだけの小説たちに対して石鉄砲くらいのささやかな反撃になったのかもしれない。 この小説でも東北の村に住む男と女と家族。大自然とそこに住…

日本人牡科絶滅ス

  ファンファーレ・チォカリーア

前の日にテレビのニュース番組にキーラが出演していて、またしてもアイルランドの裸足音楽にまいる。アイルランド人というのは、裸足で生活しているのだろうか。しかし、この日、すみだトリフォニーホール に到着したときには、キーラの演奏は終わっていた。…

 日本映画考@アテネ・フランセ

瀬々敬久「トーキョー×エロティカ Tokyo×Erotica」(トーキョー×エロティカ 痺れる快楽)2001年のP1グランプリだったとか。ピンク映画だからとかで面白さが倍増してしまう感覚はわたしにはないのだけど、この映画のことを思い出す度に遡って全てがわたしのツ…

みんな陽気に飲んで踊ろう愛のコーヒー・ルンバ

 恩田陸 「夜のピクニック」ISBN:4103971053

恩田陸は、「六番目の小夜子」から幾つかを読んでいるのだけど、あまり記憶に残らない。そんな失礼な読者がこの素敵な帯(ノスタルジーの魔術師が贈る、永遠普遍の青春小説)に惹かれて魔が差して買ってしまったこの一冊。やはり魔はさされたままだったのだ…

 wowow 2日目

テレビで観るフジロックも悪くない。悪くないのだけどアヴァロンが放送されないのは仕方ないにしても、オレンジとヘヴンの扱いがあんまりなのでは。オレンジにいたっては、一人につき、一曲ではなくて数十秒。UAも同様に唄の途中で始まり途中で切られていた…

掃除

猫を飼っている人間の宿命として、床の掃除は結構頻繁にする。元来掃除無精なのだけど、猫のおかげで掃除機をかけたりモップや雑巾で拭いたりとなかなかな床(ゆか)上手ぶりだ。しかし猫の天敵観葉植物のために一部屋だけ猫禁止部屋を作っていて、そこにM…

フジロック終わる

 日本映画考@アテネ・フランセ

今岡信治 「にぎって」(OL性白書 くされ縁) おもしろいおもしろい。驚く面白さ。今まで知らなかった面白さ。そして、ここでは昨日感じたピンク映画のへんな約束ごとはなかった。セックスはリアルだったけど。ドラマはものすごくヘン。こんなふうな物語。 …

 ルー・リード

WOWOWでフジロックの放送を観る。観たものや観てないものら。そして毎年、ここ。ここに自分がいるの!とテレビを前にして叫ぶ。その観たものや観てないものらの中で、テレビを通してイチバンよかったのは、ルー・リードだった。グリーンだし、疲れていること…

ピンクの服を着てピンク映画を観にピンクの建物に

 日本映画考@アテネ・フランセ

「手錠」(ロスト・ヴァージン やみつき援助交際) ピンク映画という産業はどういう場所でなりたっているのか不思議だ。射精産業として考えれば、それはビデオやDVDにとって変わられているはずで、いったいどういう需要があるのだろうか。そして、ピンク映画…

 舞城王太郎は女だった

「まいお」で舞城王太郎に変換する登録をしているわたしですが。そして、覆面作家とはいえ齢30の男性作家だとか、どこぞでささやかれていますが、もうわたしは、その彼は女だ。女に違いない。なんとか女ということで。とか、お茶の水より、水道橋の方が近…

pride

プライドで撮った写真を見ていたら、看板のところに格好つけのコピーが書いてあった。この写真にこのコピーという格好のつけ方は、大嫌いじゃない。だけど何も意味がないからあとに何も残らない。大抵のものはそういうものでいいのかもしれない。そしてこの…

愛する人よ、わが闘いを心に刻め

 ねこの涙はヤンキーの味がする

彼女はたまに泣いて涙を流す。それは不治の病の恋人が倒れたときの悲しい涙でもオリンピックで優勝をした嬉しい涙でも甲子園で落球をした悔しい涙でもなく、わたしが丸めたレシートを放り投げては彼女が走って取りに行くという遊びをわたしが飽きて中断し彼…

 ピンク映画

アテネ・フランセ文化センターで上映が始まる、「日本映画考Vol.1 -A New School of Pink-Movies」という特集が気になりますね。映画館でピンク映画は観たことがないような気もする。日活のロマンポルノの幾つかには衝撃を受けたものも少なくないのだけど。…

 いろいろ

当分、電車の中で小説を読めない体質になってしまった。家の中では音楽を聴きながらごろごろしながら、猫をゴロゴロ鳴かせながら読めるもの。ということで雑誌やライトノベルを。 ライトノベル完全読本 奈須きのこ 「空の境界」 大塚英志 「ロリータ℃の素敵…