掃除

猫を飼っている人間の宿命として、床の掃除は結構頻繁にする。元来掃除無精なのだけど、猫のおかげで掃除機をかけたりモップや雑巾で拭いたりとなかなかな床(ゆか)上手ぶりだ。しかし猫の天敵観葉植物のために一部屋だけ猫禁止部屋を作っていて、そこにMacやら本やらCDやらが乱雑の極地を披露してくれている。
そこの部屋にだけ元来の掃除不精ぶりを十二分に発揮して、四半期に一度くらいしか片づけをしない。まあ、そろそろということで机の周辺のいらないものを整理。本やCDは捨てられないが、雑誌だけはとにかく捨てる。Numberとランナーズと漫画雑誌で二やま。その他の雑誌で二やま。その他の雑誌はみな、行きたかったところや、欲しかったものや、知りたかったことや、なりたかったことや、したかったことなどの特集が掲載されている殆ど読まない雑誌だ。そしてどれもが、ほとんど読まれることもなく、こうして汗をかかせて捨てられる。自分の容易に描いてしまう夢の儚さと、その叶えられない虚しさの重さを感じながら、新聞雑誌の処分場所まで四回往復した。

教訓:叶えられない夢は腰にクル。