2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

 アリステア・マクラウド 「彼方なる歌に耳を澄ませよ」

彼方なる歌に耳を澄ませよ (新潮クレスト・ブックス)作者: アリステア・マクラウド,中野恵津子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/02/26メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (43件) を見るアリステア・マクラウドの「彼方なる歌…

誰でも、愛されるとよりよい人間になる

うすうす気づいていたことではあるのだけどわたしの部屋には買ったままで開けられていない本や漫画やCDやDVDが溢れていてきっとそのうちの殆どはずっと開けられないままの生涯を終えてしまうかもしれないしさらにそのうちのいくつかはすでに家にあるこ…

 わたしはできるだけのことをした

一ヶ月半をかけて、ここの ライトノベル完読。全38冊を来る日も来る日も頁を捲る。しかし面白かったわけでもなく、つまらなかったわけでもなく。おそらく一番売れているらしい谷川流の涼宮ハルヒシリーズが今のライトノベルの代表だとしたら、どこにオリジナ…

 夏をあきらめる

これからのライブの感想なんて全部は書くことが出来ないはずで、そもそも会場にまで行くことになるのかわからないけど。一応チケットを持っているのが、8月26日の日比谷野音でのKonono No.1 と渋さ知らズ、ROVO。コノノNO.1は、アルバムで聞くと単調に思って…

絵を捨てる

実家に行って片づけをしていると、親が納戸にしまっていた小・中学生の時に書いた自分の絵を発見。画用紙の後ろには私の名前とクラス名が今よりも遙かに上手い字で書いてあった。いくつかの水彩やエッチングの作品は各地を回った痕跡として、画鋲の穴がいく…

 うたひめ

動物病院で1,2時間待つことになっても飽きないのは、そこはまるで世界の犬猫博物館状態になってくれるから。決死の覚悟で定吉を籠に入れる苦労も猫病院でもらうモテで少しだけ帳消し。飼い主と犬猫は似ているのだというのは一般論だ。マキシマムザホルモ…

 なんとなく野菜売りに会いたい気持ちになっているのでした

ボヌール作者: 南桂子出版社/メーカー: リトルモア発売日: 2006/05/24メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (17件) を見る何度もためいきを出すことができる銅版画集。新潮文庫版「幸福の王子」の表紙もまた南桂子さん。 h…

 死期・KISS・煤・砂・夏・通夜・八洲・炭・耳・水・砂・涙・店・蝉・道・父・致死・死ぬ・沼・前・永・家・遠・無辺・駅・傷・ずっと・永遠・相対・いたい・アイタイ・終

生まれた時からひたすら見続けている唯一無比のトランス劇団、少年王者舘の「I KILL」を最初から最後まで身を乗り出して瞬きをせずに見る。死ぬ前に芝居を何でも見ることを許されるとしたらそれは迷うことなく少年王者舘の芝居を無限ループで見続けたい。芝…

絶対・相対

わたしはひどい車酔いをしてしまうので時には自分が運転をするときにも酔い止めの薬を飲む。しかし酔い止め薬に睡眠系が入っているとコロッと寝てしまうので薬を飲む前に眠くならないのか説明書を読んでいたらそのまま眠ってしまったことがあった。そして眠…

サマーソニックっつうか全てはTHE FLAMING LIPSのために

すでに集合を一時間あまり遅れ、ジモチーなのに入り口でうろうろするというやる気の無さを露呈。そして、最初に何を見るのかを決めていなかったというか知らないバンドばかりであったため、WAHAHA本舗やらお笑いとかお笑いとかバーバーサマソニとかフットバ…

しあわせなら手をたたこう

そういえば入って結局はすぐやめてしまったミクシィですれ違った人から、10年くらい前?に会った時、人生で3番目に辛かったときに一緒にいてくれてありがとう。というメールをもらってわたしをにやけさせてくれた。でも実はこっちはそんな出来事はすっか…

 サマソニ

いつのまにやら明日がサマソニ。楽しめるのか気が重い。なんとか歩いて辿り着きたい。なんとか途中で帰らないでフレーミング・リップスのキグルミ達を見届けたい。キグルミでてこなければ帰る。11日の夜、最終に近い電車で海浜幕張に降りると、徹夜をして並…

 闇打つ心臓

もういろいろな場面を忘れていたオリジナル版をこの2005年版闇打つ心臓を見て思い出す。2005年版の方は、わたしはどうしても中年太りしてしまった内藤剛志のその様や、あまりにバタクサくなってしまった彼の演技が見てて苦しい。とりわけ、この映画をめぐる…

 ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男

吉祥寺で、レイトショーの闇打つ心臓を見るために時間があまったので見てしまった映画。ブライアン・ジョーンズを巡る映画といえば、なんと言っても本物達のジャン・リュック・ゴダールによる「ワン・プラス・ワン」が衝撃だった。いくらドラッグ漬けとはい…

 UA×菊地成孔

会社でいろいろな再検査のときの問診で今晩の予定を聞かれ、ライブの内容まで聞かれて「うーあーときくちなるよし」と表記文字まで説明させられたのは、わたしの肝機能に少しは役に立ったのでしょうか。 菊地成孔がどうしてもてるのか考えて、高校の同級生で…

トランスアメリカ

わたしはゲイ映画だと必ず見に行っているような気がする。とてもいい映画だったはず。きっと体調がよければ何か感じられたのかもしれないけど、今回は一ヶ月たつと何もかも忘れてしまいそうだ。息子に迫られるときゲイであることを隠している父親の焦り。と…

最後の夏休み

今週見た物いろいろ。みんないい物だったはず。味覚が無くなっている最近においてイマイチな体調なため、主にぼおっと座って時間を過す。なんとなく、人生最後の夏休み感がする。もう結構な夏休みだったかもしれない。あと夏休みが終わったら、どうなるんだ…

 The Fiery Furnaces

兄妹愛といえば、兄妹バンド。というとThe White Stripes2004年のフジロック@グリーンでのねっとりとした視線の絡み合いは忘れられないが、同じ2004年に兄妹バンド The Fiery Furnaces がレッドにひっそりと登場していたことはあまり知られていない。という…

 ブリギットの晩餐

もちろんアフタヌーンを買うのは「臨死!!江古田ちゃん」を読むためだけ。しかし、9月号の沙村広明は、無限の住人最終章ではなくて、読み切り短編。そして、最初に読んだときは「ブラッドハーレーの馬車」的なあるいは無限の住人の解剖好きフェティッシュぶ…

 ゆれる

オダギリジョーをはじめて意識してしまったのは「メゾンドヒミコ」だった。あのフリルのブラウスを触りたい。いや着てみたい。んもう柴咲コウが憎たらしいわ。とかとかもうこの映画については、ひたすらオダギリジョーのいやらしい目の使い方と女なんて所詮…

 屋久島

しつこく屋久島のことを思い出してばかりなのだけど、森絵都の「屋久島ジュウソウ」はとてもひどい本だった。あまりに中身が無いこんな文章で本を作ってしまっていいのだろうかと驚いたが、逆に屋久島に行く前に鼻についた田口ランディの紀行文「ひかりのあ…

 サマーソニック

サマソニ事務局から、「貴兄は年齢制限に触れることとなり云々」という赤紙通知が届いた。ついにサマソニの年齢にひっかかる歳になってしまった。当日は抜き打ちの年齢試験にパスできるような格好と俄知識を身に付けなければならない。しかし、リュックがい…

きみのこえがすきだよ

ぎりぎりに会社に入り込める電車を3日に2日は逃す度に「30過ぎたら遅刻も個性」と頭に響くグループ魂の唄声を聴きながら妙に空いている京葉線に乗ると、必ず車掌の物真似をする青年と出会う。彼はいつも決まった時間に後ろの車両から現れ、車掌のアナウ…

おおくてもあんしん