2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 おとながい

本の大人買いとは、全集やシリーズをまとめて買うことよりも、同じ本を何冊も買うことだ。家にあることや読んだことを忘れて買ってしまう。馬鹿買いなのかもしれない。そもそも発見できないだけで最近買っている文庫本の殆どは何時か読んだ本だったのかもし…

 池袋は遠かった

劇団鹿殺しの「僕を愛ちて。」もまた別の日に池袋で見た。劇団員の熱い恋話をサウナで両手を握られてじっくり聞かされてしまったような暑苦しさを覚えるが、そんな暑苦しさが今は貴重なのかも。なにせ彼らは鹿殺しなわけだから。あるいは今は暑苦しい人でな…

 アイルケとジャッカスは何でもあり

「愛の流刑地」はテレビ時代がとても好きだった鶴橋康夫独特の演出。過剰な光の演出。火曜サスペンス劇場での雑なレフ板をいくつも役者にあて、カメラは不安定に動く。いつも記者が犯人を過剰にとりかこみ、音楽はスキャットのような女性の声が聞こえて。と…

とにかく何かを猛烈に好きになってみよう

雑誌のYeah!が廃刊になってしまったのが寂しい。ひとつはYeah!がなかなかいい雑誌だった。ということとそれ以上にNumberの広告主義の酷さに拍車がかかってしまうから。と考えていたのだけど、昨年末に発行された669はとてもよかった。普通にいろいろといい記…

{小説] とにかくぺーじをめくれと

先週はとにかく貪るように小説を読んだ。いや、そんな読み方は好きじゃあありませんが。良さがよくわからないとかいいつつ、平山夢明をいくつも。そんなときにバラバラ殺人事件があったり。有川浩を「塩の街」から几帳面に「空の中」「海の底」と読む。肝心…

 とか美術の前では言葉をなくすくせに、映画や小説には過剰に言葉を出すことが出せるのは。それこそ本質のことをいっているのではないから

わたしは熱心ではないけどそれなりに塚本晋也作品は観続けている方だと思う。けど、悪夢探偵は苦しかった。いつになく映画としてのやすっぽさが全面に。それは塚本さんの子供のような面白がり方。面白がらせ方が「人の夢の中に入る男」というアイデアまでは…

他人が食べられて私が食べられない物はおよそありません

わたしはだいたい一日の23と1/2時間くらいは、何も考えていない。その残された僅かな時間で食べたものの感想を気が利いた一言で言えるように考えることにしている。いつか料理番組に出演したときにV6の長野君に「なかなかやりますねえ」と認められるように…

 いつのまにやら山本政志

わたしの一番好き(だった)日本の監督であるところの山本政志がいつのまにか新作「聴かれた女」を公開するのですね。http://www.kikaretaonna.com/index.html またもやポレポレ東中野で。これは何が何でも何がおきてもおきなくても行かせていただきます。

 走りながら音楽を聴くことについて

わたしは、次第に無口になっていくだけでなくて、考えることをしなくなった。何も考えずに歩いて、電車に乗って、仕事をして、電車にのって、たまに走ったり、映画を観たりしても、ほとんど何も考えていない。たいしたことを考えていない人が音楽を聴いても…

私の携帯は開きません

会社からも唯一気になる世間のニュースは、毎年のMacworld 。という古いタイプのわたしですが。ことしのMacworld Conference & Expo 2007は、iMac以上のニュース。いや、わたしにとっては。とはいえ、去年から噂だけはあって、すでにヨウツベマニアの人が…

 アラン・アーキンらぶ

シネコンで勝手に二本立て。一つは「王の男」。映画の中で芝居を見せる。という構造はたいてい刺激的なのだけど、この映画もなかなかその見せ方が面白かった。そして相変わらず熱い韓国映画。 わたしの生涯ベスト映画は「愛すれど心さびしく」で、小学生の時…

 このミスの国内1位はいつもおどろく

今年のこのミス国内1位平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」を読む。えーっつ。と読み終わっても、この短編集の評価が高いことがよくわからない。とはいえ、ここ数年の法月綸太郎や歌野晶午のような、わたしにとってはどこからどこまでもひとつも…

 愛することも憎しみもおなじこと

公演当日の「朧の森に棲む鬼」が割引で売られていたのでポチっとヤフオクのボタンを押す。当日なので、新橋演舞場前でこそこそと受け渡し。前から4列目で常に見上げながらも、ひたすら濃くなるいのうえ歌舞伎を堪能。だけどもうおかわりは当分食べられない…

実家で雑煮を作る

親が今年は風邪で雑煮を食べていないのだという誘導ぼやきによって、雑煮を作るはめになる。雑煮を作るのがためらわれるのは、実家の雑煮は豚汁とけんちん汁と筑前煮が一緒になったようなそれはそれは具沢山雑煮なのだ。しかし、それでいてあっさりとした味…

 2006年のベスト1は2000年代のベスト1

それは、四季賞をとった「虫と歌」。しかし、このまま次回作が発表されないことが信じられない。 市川春子の「虫と歌」 沙村広明「ブリギットの晩餐」 オノナツメ「not simple」 瀧波ユカリ「臨死!! 江古田ちゃん」 鬼頭莫宏「ぼくらの」 浅野いにお「紅ケ原…

まず今は昔の人たちのアルバム。そう、もう彼らのアルバムや彼らが入っているオムニバスが出ると、必ず買いますので。というオートベストはこんな感じになってしまう。 オムニバス「タイムレス~ハンク・ウィリアムス・トリビュート」 オムニバス「デッドマン…

しょくよくはけっしてひとをうらぎらない

CDは聴いたというか、HDに片っ端から入れまくりまく。しかし、そんな遠くない何時か、静かにHDさんもお亡くなりになるはずなのに。そして、そうなった時にはもう一度HDに入れ直す気力はわたしには絶対に無いのに。「ああ、いつか壊れる。もうすぐ壊…

 映画館は大きいだけでよし

こちらも適当に10づつを 海外 プルートで朝食を マーダー・ライド・ショー2デビルズ・リジェクト ブロークン・フラワーズ マンダレイ キング・コング トランスアメリカ カポーティ 悪魔とダニエル・ジョンストン イカとクジラ サイレントヒル 国内 ゆれる …

 もう小説は一気に読まないと昨日読んだところから忘れてるし

たぶん小学生以来というくらい、今年に読んだ小説の量は少なかった。と、実際に小説だけでなく小学高学年の方が音楽も絵も何もかもアカデミックな?教科書に載っている古典的なものを手に入れようとしていた。まさかそれが、「大人になっても」という言葉が…

 アンコールに立ち上がって拍手をする人は本気で立ち上がっているのだろうか

と、舞台はとにかく少年王者舘「I KILL −イキル−」。来年も再来年も少年王者館だけで。じゃあ今年どれだけの舞台を観たのかというと、これが殆ど観ておりません。 もう若い人たちの劇団を探す気力が無いのだけど4,5年前の最初の頃に面白いと思ったあ…

たべたそばからたべたものをわすれていく

2006年は買った小説は多かったけど、無事に読み終わった小説はあまりに少なく、ライブや芝居に出かけた回数も少なかった。映画館での映画はそこそこ見られた。しかし常に何かを口に入れてないと落ち着かなくなったのと同じように、常にネットの楕円ボタンを…