2006年のベスト1は2000年代のベスト1

それは、四季賞をとった「虫と歌」。しかし、このまま次回作が発表されないことが信じられない。

  1. カネコアツシ「SOIL」
  2. 井浦秀夫「AV列伝」
  3. 西原理恵子「パーマネント野ばら」

と、まだ連載中のものまで入れだすと、きりがない。絶対にこれだけでは全く充分ではないのだけど。どうせ、きちんと思い出せやしないので、こんな感じで。特に上のふたつは単行本になっていなくて、これからも単行本になるのかわからないけど。わたしにとっては一生物だ。それから動くダニエル・ジョンストンを見ることができた。ただ映画をみて、彼のことがわかったというわけにはならなかったけど。なんだか、見たいものが見られたというのは、生きててよかったと喜ぶのと同じくらいに見終わったあとに脱力を感じてしまった。そんで2006年はいつになく、美術館に行った。美術館へ行った。というより、美術館のために泊まりで出かけた。という感じすらする。が、わたしの中に微かに残っていたやりたいことやらしたいことの仄かな灯もおおよそ消える寸前のような気がする。と、延暦寺の法灯じゃあないんだから無理にそんな灯を灯し続ける必要もないのかもしれない。もう少し前を向いてみる。
今年はナイキプラスの諸々で武装して、ひたすら毎日を走りたい。一時、走ることに集中できないからと、音楽を聴きながら走ること禁止令を出していたのだけど。ずるずると解禁。むしろ外で音楽を聴くために走りたい。走って音楽を聴くことは人生でもっともセクシイなことです。とかCMでスーツを着て話したい。いや、それはちょっと前を向きすぎ。本当に Nike+は偉い。 Nike+を見習いたい。 Nike+になりたい。と言うのがおこがましいのであれば、あのナイキの靴の中に入るチップになりたい。そしてiPod nanoに走ったキロ数とかカロリーとかを送ってあげたい。そんな靴の中で一生懸命なチップにわたしはなりたい。というあたりの前向き加減でいかがなものであろうか。