もう小説は一気に読まないと昨日読んだところから忘れてるし

たぶん小学生以来というくらい、今年に読んだ小説の量は少なかった。と、実際に小説だけでなく小学高学年の方が音楽も絵も何もかもアカデミックな?教科書に載っている古典的なものを手に入れようとしていた。まさかそれが、「大人になっても」という言葉が恥ずかしいくらい年を重ねてもガチャガチャしたロックやジトジトしたコミックばかりを集めていることになろうとは君には想像できなかっただろうけど、それはそれで仕方がない。人はなるようになってしまうのだ。というのは君が小学生の時に作文で書いたことだったかもしれない。そうそう。小説も今年は数ヶ月ライトノベルばかりを読んでは、ツンデレにつてい学んだりもしたんだよ。ツンデレなんて言葉を知っていることを君は許せないかもしれないけどさ。
今年の記憶に残っている小説を特に順序はなく翻訳と国内の10くらいづつ。
翻訳

エルサレムの秋 (Modern&Classic) ライオンの皮をまとって (フィクションの楽しみ) 石の葬式  ぼくと1ルピーの神様 デス博士の島その他の物語 (未来の文学)  風の影 (上) (集英社文庫) 雪

国内

終わりとはじまり 小説家 名もなき孤児たちの墓  エスカルゴの夜明け  六月の光、九月の椅子 鴨川ホルモー 愚者と愚者 (上) 野蛮な飢えた神々の叛乱

とか書くものの、マイケル・カニンガムマイケル・オンダーチェはまだアマゾンに注文したまま。ただわたしは、筋金入りの二人のマニアですので、もうタイトルだけで中が空でも2006年のベスト本なの。という筋金入りの適当さ。国内の方は相変わらず女性作家が好きで、絲山秋子やら瀬尾まいこやら金原ひとみやら三浦しをんは読んだ。ただ三浦しをんの「風が強く吹いている 」や佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」はあさのあつこの「バッテリー」の居心地の悪さに似たようなものも感じてしまう。ファンタジーとして読めばいいのかもしれないけど。小林エリカの「終わりとはじまり」は漫画ではもなく小説でもないのだけど。日本に30人くらいの小林エリカ好きには、さらにこの人に一生ついて行きますよ。と誓わさせられた一作。勝目梓さんは昔から好きな作家だけど、きちんと評価されないまま数多のエロ小説家として扱われているだけだろうと思っていたら、きちんとこんな自伝小説が出版されたことがとても嬉しい。と無理矢理にあげたこの10冊も、本当にわたしが本当に好きなのか。本当に最後まで読んだのか、自分でもよくわからない。