とにかく何かを猛烈に好きになってみよう

雑誌のYeah!が廃刊になってしまったのが寂しい。ひとつはYeah!がなかなかいい雑誌だった。ということとそれ以上にNumberの広告主義の酷さに拍車がかかってしまうから。と考えていたのだけど、昨年末に発行された669はとてもよかった。普通にいろいろといい記事があったのだけど、昨年わたしが読んだ全ての日本語の文書でもっとも感動ができたのは、野茂英雄を巡る旅の最終回。阿部珠樹の淡々とした文書で語られるアメリカのある夫婦が野茂英雄のグッズを11年間、7万5千ドルを使って集めたエピソード。どこの文章がどうわたしを揺さぶったのかは、わたしにもよくわからないが。わたしが生き延びるひとつのヒントをもらったような気がしたのだ。