夏をあきらめる

これからのライブの感想なんて全部は書くことが出来ないはずで、そもそも会場にまで行くことになるのかわからないけど。一応チケットを持っているのが、8月26日の日比谷野音でのKonono No.1渋さ知らズROVOコノノNO.1は、アルバムで聞くと単調に思ってしまうのだけど、たぶんライブではまさしくこの単調さで盛り上げてしまうのかしら。
9月2日は東京JAZZ2006。今年の出演者で聴きたいのは、LOS VAN VANロス・バン・バン村上龍の功績は、売れなかった「海の向こうで戦争が始まる」を書いたことと売れなかった「だいじょうぶマイ・フレンド」の映画を作ったことと少しだけ注目されたキューババンドを紹介したことだろう。いくつもの村上龍映画で使われただけでなく、CDの選曲までした彼のおかげでたくさんの日本版ロス・バン・バンのアルバムを聴き直す。どうして魅力的ではあるけどこうも複雑なリズムがキューバで30年も一番の人気バンドだというのが不思議だが。明るさ以上に醸し出してくる痛切な哀しみがキューバの、そして日本の人たちを掴んで離さないのだろう。と今のチック・コリアハンク・ジョーンズラリー・カールトンらにわたしは全く興味がもてない。それは暖かくときには感傷的であったりもするすばらしい音楽なのだけど。わたしにはごく限られた好きな音楽がある以上に興味がもてない音楽が多い。そんなことはもちろん音楽にはじまった話ではない。というわけでというかそもそも渋さ知らズが見られるからというのも理由で2日の昼の部だけ。ジョイス&ロベルト・メネスカルは聴きたかったけど3日は芝刈りと洗濯に励むのだ。

Songo

Songo