wowow 2日目

テレビで観るフジロックも悪くない。悪くないのだけどアヴァロンが放送されないのは仕方ないにしても、オレンジとヘヴンの扱いがあんまりなのでは。オレンジにいたっては、一人につき、一曲ではなくて数十秒。UAも同様に唄の途中で始まり途中で切られていた。今年のベストアクトという人が多かったFERMIN MUGURUZA KONTRABANDA におかれましては、一章節くらいだ。悲しい。わたしが見逃したのか、オレンジでの吾妻光良&THE SWINGING BOPPERSJAMAICA ALL STARS 、THE BLIND BOYS OF ALABAMA の姿がなかったような。後ふたつはグリーンがあったけど、吾妻さんが放送されないなんて。そしてフジロック二日目のメインともいえるヘブンですら、一曲を放送してくれない。DONAVON FRANKENREITER から Jack Johnson への流れがあっけない。そっけない。ふがいない。夜のヘブンの美しさが少しも写されていないのがとても勿体ない。ただ、観られなかったPRIMUSをかなり堪能できて嬉しい。そしてBigFrog のときに、カエルのような風船を持っている人が何度かヘブンの映像に映っていたのは、あの人は最後までずっとヘブンにいたのだね。と想像して和む。と、THE CHEMICAL BROTHERS って、ステージにいても、時々手をあげてるだけで何もしてないんじゃ?と思っていたけど何だか忙しそうにしていた。そしてやはりテレビから聴こえるどの音楽も、魅力的に聴こえてしまうのはフジロック中毒なのか。

が、3日目の放送だと、聴き続けたこちらが疲れたのか、テレビからの音が次第に魅力的に思えなくなる。相変わらずヘブンとオレンジの紹介が簡単すぎて。恥ずかしくて入れなかったレッドマーキーKEANE、ASHが、あまりよく思えなく。テレビだとヴォーカルを前に拾うのか、唄がうまく聞えない。唄がへんといえば、ZAZEN BOYS の向井秀徳もまた、テレビだとへん。いや、そんな唄を気にすると、GRAHAM COXONBELLE & SEBASTIAN のスチュワート・マードックがへんに聞えるのは、あれで正しかったのか。THE WHITE STRIPES の狂気のような演奏は伝わらず、モリッシーコピーバンドを放送しないのに安堵というより残念。そして渋さ知らズを離れてみると新鮮だが、せめて一曲くらいきちんと聴きたかった。南波ともこさんが立っているだけという謎の映像で終わる。そして放送も今までのようにインタビューや周辺の撮影がない分、家で続けて見ているだけでも、ひたすら音楽を聴きっぱなしというのはたいへん疲れました。