ゲームからまなぶことなどなにもない

平均的サラリーマンのドラクエ終了度というのは、いかがなものなのだろうか。もうとっくに二種類のエンディングを見終わり、最強の武器らしいものを揃えあたえ、もうこれ以上何もすることがないかもお。となんとなく気づいたのは、ゲーム時間110時間を超えたあたりだった。やりすぎだ。でも、これで一時間あたり50円くらいになったから元はとれたのか?って元というものがあるのかすらもはやわからない。
そもそも、仕事から帰って時計の針が次の日をさすあたりから、プレステに電源を入れれる会社員というのはどうなんですか。だめですか。ぎりぎりですか。どうでもいいですか。ドラゴンクエストクリアのための日々というほど特に述べるほどのこともなく、かといってクソゲーというほど腹のたつこともなく。そう日々淡々と、まるでそれは、仕事の澱を落とすかのごとく静かな作業だった。って、いやそれほどのことでもない。ただRPGゲームをしただけ。したかったからしたのかはかなり怪しく、何かせざるをえないような奇妙な感覚に陥れられ、そして何の達成感もないまま終わる。
と、そもそもRPGゲームに達成感もなく、どんな些細なことを学ぶことも無いが、そこがいいところなのかもしれない。それでいて、マメなわたしはたまにネットで攻略サイトのようなところを覗いては、自分のやり残していることを確認したりもするのだけど。どこでも、効率的なレベルアップだとか、効率的な攻略手順とかいう書き方をしているのだけど。違うの。と右肩を落としていいたい。ゲームは早くレベルをあげることでも、クリアすることでもないのに。と緩く思うのだけど、それはたかが個人のゲーム感であって、そしてたかが人生観なのかもしれませんが。