人を想う力。略して人想力。

Shipbuilding2004-05-26

映画「コールドマウンテン」は、小説とはまた違うものとして考えても、悪くはなかった。って、なんでまっすぐイイと書かないのか。ただ、見ようによっては、荒唐無稽の恋愛物にしかみえないかもしれないけど。ただ、人が人を思う気持ちが、あんなことをさせたり、そんなことまでしてしまうのだ。そもそも、たいていの映画はそんな力を描いているのだし。小説も、音楽も、あれもこれも。そんな力の話なのでしょ。人が人を想う力で、月にロケットを飛ばしたりもするし。人の住む所へミサイルを撃ったりするのでしょ。もう、そんな力を集めれば、地球を反対に回すくらいのエネルギーは、簡単に作れるでしょ。いや、でしょ。って言われても神様も困るかもしれないけど。
まわりをみてても、あの恋愛体質とも違う、ボランティア好き人ともちがう、想う力(おもうりょく)の強い人っている。ああ、こいつの力で、風呂沸かしたい。とか、扇風機回したいとか思う。
で、わたしは、子供の頃、もう本当に好きになる力が強いよ。と自惚れていた。しかし、自分の方だけそんな力が強くても仕方がない。というか、ことごとく自分の勝ちが続くことは、意味がないかも。試合に勝って勝負に負ける?いや、全然、例えになってないって。で、わたしに限っては、そんな力はいらないのかもしれない。と次第に思うようになっていくことで、なんだか薄っぺらになっているのかもしれない。ものすごいレベルの低い話をしているのだけど。せめて、音楽で体を、3cmくらいは動かせる力をつけたい。