PJ Harvey

わたしの中でのPJ Harveyは、アルバム「To Bring You My Love 」で止まっていた。そもそもの出会いは、「Rid of Me 」で、いつも、こう髪の毛が垂れてるひと?みたいな感じで聴いた初ポーリーの声だった。今回、期せずして同じステージに立つ、ピクシーズが好きであった、ポーリーが頼み込んだというプロデューサーのスティーヴ・アルビニによって作られた、硬質な音。きっと、苗場プリンスでは、感動の酒盛りが行われるに違いないのだけど。そんなこともどうでもいい。そして、「To Bring You My Love」は、「Rid of Me 」の印象とまた違った、優しげな声で包まれたのだけど。それからのPJ Harveyは、どうなったのか、聴いてなかった。巷ではレディオヘッドトム・ヨークとの共演もしている「Stories From the City, Stories From the Sea 」が傑作らしいよ。6月には新譜も出るらしいし。聴くよ。聴きますよ。というわけで、今年のフジロックは、PJ Harveyにどれだけ逢いたいか。という思いを高められるかどうか。それにつきるね。と、自分だけに言い聞かせる。
ポーリーはよく、パティ・スミスと比べられるけど、初めて、苗場でパティ・スミスに逢えたときは、もう逢えた。というだけで、こみ上げてくるものがあったのだけど。二回目は、そのあまりにステージ慣れしたパフォーマンスにおなかいっぱいになった。もういいです。というあの満腹感っていうのは、なんなのだろう。きっと、男子がしたくてたまらなかった女子とついに思いをあげたくせに、女子があまりに床上手だったので、ちょっとひいてしまったみたいな?これも全然関係ないって。もう、何も考えずに勢いだけで書いてるよ。