ねこもたつ

ガーフィールドも、踊り立ちをしていたけど、この♀猫パスタも餌を貰うときだけは、シュレック2の長靴を履いた猫のごとき黒目を大きくして、飼い主に媚を売る下品な性格をしている。ただ、その立ち上がる時間も最近は妙に長くなるなあ。次第に普通に歩き出すのではないだろうか。と考えているのだけど、彼女も人のいないところでこっそりと立って歩く練習をしていた。人のいないところで汗をかいてこそだ。
誰も見ていないところで、ファイナルファンタジー10をたぶん汗をかいて100時間かけてクリアしていたのに、もう一度最初から始めていたなんていうのも恥ずかしくて人前で言えない。
そして、せっかくドラゴンクエストが届くも、テレビをつけたところでwowowバットマン。オリジナルのバットマンが面白すぎる。悪役総出演に、どのキャラクタもこい。しかしその悪役よりもタイツ姿のロビンとバットマンの真剣なそれでいてぬるいギャグが楽しめる。
なんて喜んでいるうちに、ドラクエのことも忘れて、周りにちらかった雑誌を端から読み終わらせる。スポーツ雑誌を買うのがやめられない。Numberだけでは満足できない体なのか、Yeah!では中田と中村や日本代表の自信を読み、VS.バーサスでは日本サッカーの時代遅れさに憤慨している杉山茂樹論を読み、Numberでは双方が相手を見下している魔娑斗と山本KID徳郁のインタビューを読む。そして、「ファウスト」の上京競作を読む。せつな小説の乙一からして少しもせつなさに達していないじゃないかと思う乙一の小説はそもそもそんなにせつない物語だったのだろうか。北山猛邦は最初の一行はとても好きだけどあとはあまりに普通の物語だったそしてこの章がカウントダウンされていくのに吉田修一の「ランドマーク」を思い出して。佐藤友哉の小説はそうか今までの小説は上京小説だったのかと知らされるもこの小説にも上京の匂いが感じられないからやはりこれも上京小説なのかもしれないが相変わらずの箱庭的言葉についていけない。滝本竜彦は一文字も上手く読めない。西尾維新は導入でうまくつかまれてしまい最後まで淡々と読めてしまったけどやはり何も無い。と、気持ち悪さを覚えることはなかったけど、あのへんな居心地悪さをファウストに感じなくて、どうしてファウストよ。と書くほうも、おそらく読むほうの10代20代前半の男子学生らも、ここらへんに安泰してしまったのかも。と全く離れた世界を見るように感じる。ただ、ファウストを斜め読みをする度に、自分の好きな小説はこういうのではないし。自分の好きな小説を読みたくなる。
そして12時を過ぎてもドラクエのパッケージは開けられない。