女体盛りやるならリメンバーミー

女体盛りって、どうなんでしょうね。と何度も眉間にしわを寄せて考えるが。人肌のあたたかい刺し身はだめ。と、そもそも女体盛りを見たとか食べたとか、やってみた。という話しは聞かない。しかし、こう温泉へ行くたびに。もしや女体盛りコースがおすすめとしてあるのでは?とか、団体さんの宴会場では女体盛りが行われているのでは。と、勝手に妄想をするものの。
その食欲と性欲風のものを混在させる。というのは、基本的に余裕のある人たちのなせる生き方なのか。貧乏性のわたしには理解に苦しむ。もう、どっちかに全力を傾けて欲しい。
と、そんなこととおよそ関係なく、雪の積もる乳頭温泉郷はすばらしかった。積もるというより山盛りの雪だらけの中を路線バスに乗って景色を見るだけでも嬉しい。それは異世界に来たような不思議な感覚。肝心なポスターに釣られた鶴の湯には行けず、それでも学校の校舎で作られている大釜温泉、一度雪の道を歩いていく露天の蟹場温泉、と宿泊した妙の湯に入る。これからの人生を混浴露天温泉に全力を捧ごうと強く誓う。