「約束を守りに行ってきます」

テレビのニュース番組で、イラクで消息不明になっている。。襲撃されて死亡されたと思われる写真家の橋田信介さんの奥さんが取材に答える姿勢を見て、物凄く感動した。夫の覚悟ある行動であったという旨の説明なのだけど、本当にその言葉の使い方、にこやかな。と言えるくらい健やかな話し言葉だった。
最初にイラク拉致事件が起きたときの家族へのインタビューは間違いだった。メディアの方に考慮がなかったし、軽薄なメディアのミスリードで、それ以上に、大方の日本人としての反応がおかしかった。日本若者総保守化。輸入CD規制法案のような身の回り2mには夢中になれるのに。。
テレビでは生前の橋田さんがインタビューで、イラクから解放された人たちをバッシングする日本の人はおかしいのではないか。と、ものすごく気を使いながら話をしていた。そして、そのはにかむ優しげな口調の奥にも、日本人の反応に理解できないものを感じていたのだろう。
今朝のテレビでも、橋田さんの奥さんが「何かあったら、行くという約束をしていたので、その約束を守りに行きます」と言って空港でも静かに話す姿勢が美しかった。そして、あーっつって、手にした本に視線を戻すとそこには、戦場ジャーナリストであるハシダさんが活躍をしていた。