わたしは幸せになるために生きているわけじゃないの

なぜ、わたしはこんなことをしているのだろう。とか、なぜ、わたしはここにいるのだろう。的な考えに押しつぶされてしまうことがある。と、トイレでしゃがんでいるときや、風呂に入っているときに、本をもたないでいると、考えが玉葱の皮をむくようなことになって、あまりよくない。では本当は、わたしは何をすべきたったのか、どこに座るべきだったのか。と、考える度によく思いつくのは、地方の小都市ののど自慢大会でわたしが審査員をしている姿だ。そして、数いる審査員の一人として、いつ指名されるかわからないコメントのために必死でメモをする。屋外ののど自慢大会は風が強くて点数帳を必死で押さえるわたし。そして、なぜ、わたしはこんなことをしているのだろう。とか、なぜ、わたしはここにいるのだろう。的な考えに押しつぶされてしまうことになる。と、わたしは実は体育系の人だったのだ。Numberも週刊プロレスも欠かさず読んでいるし格闘技好きで、毎週のようにサッカーとマラソンの大会にでていたはずなのに。
と循環的な妄想がモンベルのアウトレットでいつの間にかモンベル会員の申込書を書かされている3秒くらいの間に頭の中に広がる。どうして、またモンベルの会員になってしまったのか、自分でも全くわからないが。なってしまったからには。せっかくだから、しばらくアウトドア的生活を送ってみせたい。

ここしばらくのわたしの感心はJRのしつこいくらい見る乳頭温泉郷のポスターだ。だって乳頭だよ。温泉の色が白だから乳頭なのかしら。というわけで、会社の周りの人に聞いて見ると、みんなが知っている乳頭温泉郷。そして鶴の湯の混浴だった。もうこんなに有名だったら秘湯でも何でもない。まあ、だから温泉アウトドア初心者として、そして初心者のまま終わらないことを祈りつつ、モンベルで雪道を歩けるギアを買う。ギアなんて言葉を店員さんが言ったので使ってみるが。どこに行くのか?という質問に、温泉巡りで。というわたしの答えに彼のプロとしての心が狼狽えたのをわたしは見逃さなかった。
いや、そんなやりとりはともかく。雪道を歩ける道具=フジロック@苗場が大雨でも大丈夫だ用品をそろえた。という歓びを抱えながら、乳頭温泉八甲田山へ行くつもりのわたしだ。