アイスクリームの呪い

年間アイスクリーム消費量について、性別年代別日本選手権が行われたとしたら、わたしは結構な順位になるのではないだろうか。と、葉巻をくゆらせて自惚れるくらい日々是アイスクリームの冬だ。いや、アイスクリームダイエットというのがあるし。そう、「死ぬまでにしたい10のこと」で、アマンダ・プラマーも言っていたし。アイスクリームは、その冷たさを消費するので体内に届く前にカロリーが消費されてしまうのだ。と、アイスクリーム協会の人が言っていたわよ。と、小学校の隣の席の女の子に聞かされてから、その話の信憑性を疑いもせずに大人になってしまった。飯塚君(仮名)って最初は甘いけど冷たいアイスクリームみたい。と、小学校の前の席の女の子に言われてから、その話の信憑性を疑いもせずに大人になってしまった。そんなアイスクリームの呪いを解くために、わたしは毎晩アイスクリームを食べ続けているのだ。


鼻毛切機というものが世間にはあるという噂を聞いていたが、アマゾンのおすすめページをよけいなお世話だ。とつぶやきつつ眺めていたら、鼻毛切り機をすすめられていた。おそるべし、アマゾン。なんだが、いつもはその本やアルバムの少しも面白くない感想文が載っているところに、その商品説明の文書に感動した。

双子マークでおなじみ、Zwilling(ツヴィリング)の「鼻毛クリッパー」の大ヒットのおかげで、日本の男性の「鼻毛ひょっこり率」はずいぶん減ったはずだ。そのゴールド・バージョンがこちらの製品。実物を見れば一目瞭然、唯一無二の輝きを放つ金色のボディが美しい。切れ味はクローム・バージョンとほとんど変わらないため、いわば「見た目の違い」だけなのだが、世の中にはゴールドの輝きしか似合わない人というのも存在するもの。そんな人にぜひ選んでいただきたい。もちろん使い方は同じで、先端部分を鼻孔に入れて、レバーを一押しするだけ。肌を傷つけることなく、安全に鼻毛をカットできる。耳の毛に使えるのもうれしい。しかし一番うれしいのは、自分が「いいモノ」を使っているという実感を間違いなく感じられる逸品だということだ。


どこに、感動したかというと解説をするのがおこがましいくらいの名文。