ねこいんざばす

*[フジロック]とにかく
何か予定を入れてしまえ強化運動中。今さらながらフジロックが気になる。今年はどう見ても聴きたいバンドは見当たらないが、夏はとりあえず苗場でしょ。と体が言うのヨ。フッつうて。しいて、見てみたいというのは、ザ・ラカンターズ。くらいしか。それでも、行けばそれなりに座り場所くらいは見つけられるのではないだろうか。
しかし、今年の夏休みは屋久島がメインなので。ついに屋久島。ああ、行くことしか決めてないけど屋久島。もう、屋久島行ったら、他に行きたいところが思いつかない。というくらいなので、燃え尽きてしまうかモナぁ。と、カタカナを入れながら、朝から美容院へ。ここの美容院は客層が悪い。おやじと子供しかいない美容院だ。こんな客層で申し訳ないと、美容師の人に心から謝りつつ、フライデーを読みながら髪を切ってもらう。「チョイ短めにしてみましたっ」つって、勝手に長さまで決めてくれるし。職場でも美容院の椅子でも、株とサッカーと格闘技の話でもちきりだけど、話に入れない。というのは関心がありありなので。子供のころからというより親の代から株とサッカーと格闘技人生でしたから。もう頭の中は、それ以外にはエロが少々くらい。が、話にうまく入れないので、そういうことには関心がない人と認識されて楽。社会人として、本当にそれが楽なのか寂しくないのかまでは、恥ずかしいから考えまい。
と、ここでもそれらを書かないのは、恥ずかしいから。恥ずかしながら書くと、日本株も日本サッカーも日本総合格闘技界も、物凄い下降トレンドに入っているというのに、それを認めないで一現象だけで、責任とか敗因とかいう他人の批評も恥ずかしい。馳星周金子達仁らの書くサッカーお友達紹介記事という姿勢が読んでいて恥ずかしい。美容院の帰りにヴィレッジヴァンガードの中でも日本一センスのない陳列をしているお店で漫画の大人買いは恥ずかしくない。
「時事ネタを書いたらおしまい」と瀧波ユカリ先生も言っているけどオシム監督というのは、日本が変われる唯一の機会かもしれない。わたしがジェフマニアというだけでなく、オシムの言葉 フィールドの向こうに人生が見える は、数多なサッカー本の中でも数少ない読むに値する本。そして、この木村元彦ストイコビッチ関連本によって、サッカーからユーゴスラビアの歴史を知ることとなり、そして彼とともに辿り着いたのが

終わらぬ「民族浄化」 セルビア・モンテネグロ (集英社新書)

終わらぬ「民族浄化」 セルビア・モンテネグロ (集英社新書)

彼自身とともに、ストイコビッチから、民族浄化へと関心が移り、多くの異なる民族と呼ばれる同種の人々の声と「どうして」の答えを聞きたくなる。日本代表監督がオシムになるということで、わたしは日本サッカーが変わっていくことよりも、木村元彦の本が少しでも売れ、この報道されない3000人の行方不明者の記録が間違えてでも読まれることの方が嬉しいかもしれない。