遅刻をした人の手にスターバックスのカップは似合わない

Shipbuilding2006-12-19

とね。あの口から上手く飲めなくて、必ずわたしはこぼします。
今はエレベータの中で一張羅の黒いコートにホワイトチョコモカをよくこぼすので、コートの前はパンダ柄になってます。
それから、今年はなんてったって、衿にフサフサのついたコートでしょ。というわけで、フサフサフードのコートを頭に白い蛇を飼っているような店員さんの店で試着。全然似合わないので下を向くと、何も言わずに店員さんが私からコートを脱がして自分で着てみて鏡の前でポーズをつける。それがあまりに格好いいので、「あなたのために作ったコートなんじゃないですかあ。」とか気持ちよく言ってみると、「じゃあぼく買いますね」と店員さんがとても喜んでくれた。その本気の歓び具合に感動させてもらったので、感謝の意味を込めて同じコートを買ってしまう。が、本気で似合わない。フードの端のフサフサってただの飾りでしょ。その飾り自体が負の飾りと化している物体を着てわたしは今年は過すのだという覚悟のもとクリスマスの街を歩く。
そうやって鏡の街を歩きながら「チリモツもレバー」という言葉が頭に浮かぶ。言葉が天から降ってくるというのはこういうことなのだろう。