猫を数に入れてみるにもほどがある

うち猫のマンチカンという種について調べてみると、1983年にアメリカで発見された突然変異の個体種一匹から交配して増えてきたものらしい。とすると、この僅か四半世紀の間にどのくらい増えたものだろうかと計算してみたところ、1/2の確立で産まれる雌猫が平均5匹の仔猫を産んだとして、2際から9歳までに毎年2回の出産をさせたとし、またそこから2/3が愛玩用と売られて繁殖ができないとし、さらに彼らの特徴である「手足が短い」という優性遺伝子が30%の確率で受け継がれたとして計算をしてみると、2007年現在、世界には1586万匹のマンチカンがいるかもしれない。という結果になった。さらに調べてみると、マンチカン同士の交配というのは、手足が短いために不可能で、人工的な交配という手段しかないらしい。正常位であれば出来そうな気もするけど、彼らも慣れていないのでまだ無理なのかもしれない。いや、それにしても純血種同士では、人工的な交配しかできないなんて。やはりマンチカンというのは種ではなくて、ひとつの奇形だという説の方が正しいかもしれない。しかしそれにしても手足が短いというのが優性遺伝子であるというのは、通常の手足の雄猫とマンチカンの雌猫が交尾を繰り替えせば100年後には猫の半数がマンチカンになって、猫の赤ちゃんポストに手足の短いマンチカンが毎日放り込まれる。というわたしの計算結果はどんなものだろう。