しっつこく、人のセックスを笑うな

それは、ビョークを見た後に電車に乗ってチョコを食べながら前に座って寝ている人のつむじを凝視し脳内でビョークのライブのアンコール曲「DeclareIndependence」で「ハヤーハヤー」の掛声の繰り返しからいつのまにか人のセックスを笑うなの楽曲「エンジェル」に変わって思いついた。女子も男子も永作博美の上手さに騙されているのではないでしょうか。と憤る。結婚をしていて他の男子を好きになることもありましょう。しかし、とあがた森魚になったわたしは考える。彼は永作博美の繰り返す朝帰りから、浮気については気づいているし、松山ケンイチが訪ねてきたところから、ああこの男ともしているのだなあ。と気づいていた。妻がその男を裸にして絵を描いたこともわかっていたし、アトリエで二人が抱き合うところも想像せずにはいられなかったろう。が、それでも気付かないふりをせざるをえないのか、森魚。暮らしを続けるとはそういうことなのですか、森魚。それは愛とか何とかいうものとは全く違うものなのでしょう、森魚?
ともはやそれは映画のこととは全く関係なく。