相対性ビョーク論

Shipbuilding2008-02-20

7時から武道館でビョークだというのに、午後6時で打ち合わせ中に休憩をとりましょうなどという悪魔の囁きを遮って無理矢理トイレ喫煙禁止令を出して結論のでない会議に句点を打ったのが7時。そして武道館に着いたのは7時15分。怒濤の姫ライブで1時間くらいの途中休憩?と思ったら、あっというまの終わりだった。苗場ではものすごく長く感じたライブ時間と曲数もこの武道館と実はほとんど変わりなかったらしいけど。とにかく、あっつ!という間。何かにつけ、このあっというま感というのは、完璧に歳のせいなのだろう。おいしいご飯も辛い会議も愉快なフルマラソンも日常の介護も、生も死もあっという間に感じるようになってしまった。生きれば生きるほど、生の分母が大きくなるから分子の「今」値による絶対値が小さくなるため、分母の増大にしたがって時間感覚が短くなる。というのがわたしが中学一年の交換ノートに発表した理論だった。と、さっきのビョークは、あんなに良かったと思ったはずなのに、その良かった感さえ、きみのことのように、もう少し遠く感じる。何もかも遠い。ビョークの最近のライブ映像を探していたら、BjorkPJ HarveyのSatisfactionを見つけて、びっくし。とくにビョークの楽しそうな顔ったら。