猫が肩を、揉んでいるような気がしてならない

Shipbuilding2008-04-06

椅子に座って小池栄子中国語講座を見ていると、猫がわたしと椅子の背もたれの間に入ってきて、ゴロゴロと啼きながら椅子の背を揉む。その振動がわたしの肩辺りに肩もみのごとく響いて快感。
中国語講座が終わると夜中の1時半。それまで寝ていた犬がおき出したので、水をやる。窓から隣の家の桜が見える。なんとなく思い立って夜桜を見に、桜が多い公園へ犬を連れていく。犬畜生に夜桜の良さなど分かるまいと思っていたが、一面の桜吹雪に柴犬、狂喜す。リードを離してやると、舞い散る桜の花びらをひたすら追い続ける。こんな真夜中だというのに、大型犬を連れた老人と会う。老人は公園の椅子に座ってビールを飲みはじめ、その隣で犬はまるで桜を愛でているように座る。
世界の釣り合いをとるように、わたしはわたしらしく犬を追いかけて走る。走り疲れてハーハー言うわたしと愚犬が家に戻ったのは3時を過ぎていた。灯をつけると、居間の向こうから家政婦のように、扉のかげから猫がこちらをのぞいていた。
脱いだパーカーのフードの中に、桜の花びらが入っていたので、猫の餌に混ぜて食べさせた。今日のところは、みんなうまく生きられたと思う。猫と犬と手を繋ぎあって寝た。