犬猫と豊洲と月島と佃島の桜

Shipbuilding2008-04-02

実家に寝泊まりするこのごろ。
朝、♀犬(8歳くらい)を「このメス犬め!」などと朝の挨拶をしながら散歩に連れ歩く。うんちをコンビニ袋に入れる。くせのないこの柴犬の顔が次第に好きになる。かなり好きであるのでよくのしかかる。しかし彼女は犬のくせに媚をうらない。というかわたしに無関心なところがまた良し。

母親の食事を作る。猫に紙を投げては持って来させるという一通り運動をさせる。うんちをごみ袋に入れて焼却。運動が飽きたところで朝飯を食べるとおもむろに何も考えずに寝る。この無防備で愚かな猫の寝姿を見る度に純粋性という概念を規定しようとする。


斜め目線の報告書を書く。昼休み、豊洲前の桜。この写真はVQ1005VQ1005だと空は不必要に青い。/知人から同期の恋人が急に転職をして別れることになったと連絡がくる。


豊洲から月島に向かう交差点の歩道橋の上から。IXY/しかし、彼も男であってその同期の恋人というのは男だったし。


これは月島の桜。VQ1005/ということは、やはり彼はゲイだったのか。と、今更気づくが今更驚かない。


これは佃島。NHKの朝のドラマの舞台はここ。IXY/しかし、同性愛の人は仲間を簡単に見つけるというけど。


同じく佃島のさくらをVQ1005で撮る。/彼がゲイだろうと周りで気づいている人は彼の恋人以外に誰もいない。


隅田川に屋形船が通る。平日の昼にしても殆ど人が乗っていない。川沿いの桜並木にも人はいない。IXY/ということは、わたしにも何かしらを嗅ぎつける才があるのやも。


豊洲ららぽーとから遊覧船乗り場。ピントが手前に合ってしまっているのはVQ1005仕様。/この際、才のひとつくらいあってもいいのやも。


同じ日の同じ場所で、IXYだとこう。/みんないなくなっちゃいますね。と云われる。わたしの、しったことではない。

どんよりと くもれる空を見てゐしに 人を殺したくなりにけるかな
一度でも我に頭を下げさせし 人みな死ねと いのりてしこと
石川啄木の「一握の砂」の切羽詰まり具合が好きだけど。三、四編にひとつくらい、死ぬとか殺すとかがでてくると、生も死をもがやさしくなる。