映画館でみなくてもいいけどみてもいいかもしれない
はあはあいいつつ、Hはおいといて、パン・タロンに負けて劣っているジャッカスに出てきた渋谷でパンダ。あいつら本気でパンダは日本にいると思っているよ。まあいることに間違いはありませんけど。この映画を渋谷のライズエックスで見るときの注意は、トイレがスクリーン下のカーテンの中にあるんですよ。そしてなんだ誰も館内にいないんじゃと油断をしていると二階席にいる大勢の若者たちにそのトイレに入っている様や音が漏れてしまうというところでしょうか。まあ、そんな些細な恥ずかしさも本編を見てぶっとび。なんだか出演者が愛しくなるところで、あの壮大な予告編には体を震わせてしまった。
そして、この映画から学んだことは、「やればできるじゃん」。この映画の中で、ゼッタイ自分には無理。と思ったのは、鰐だけ。鰐の上を歩くのと鰐に乳頭を吸われる意外は、何でもやれる気がする。鮫もトイレもミニカーも全然OK。そんな気がするうちにわたしは、彼ら並の腹筋を手にするために走りに行こう。
ジャッカス・ザ・ムービーはわたしのどこかで、でもこれは映画じゃないし。映画館じゃなくて、深夜のテレビで見てこそ。みたいに強く感じたところ、逆に今、映画館で上映しているらしい「岸辺のふたり」は、たしかに大きなスクリーンで見るのもいいかもしれないが。いくら他の短編とあわせているとはいえ、岸辺のふたりの上映時間は8分。そして、そのわずか8分の映像なのに、この娘と父親の物語が深く心にとどく。なんだろうこの8分間は。というわけで、電気を消した部屋で膝を抱えて何度も何度も見返すことになってしまう「岸辺のふたり」
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