BGMは「さくら」BYケツメイシで

Shipbuilding2007-04-04

いろいろとへこたれそうになりながら京都へ出かけてみた。京都の寺社めぐりは、バスかタクシーかレンタカーかとか悩まずに洛東だけであれば屋久島を踏破したわたしにとってくるっと歩くのは容易いことと思ったが、京都御苑を半分だけ歩いて挫折。諦めが早いことはわたしの唯一の美点だ。有名どころの寺社周辺は観光地の下品さと都会の猥雑さがよく出ている。高台寺清水寺のライトアップは恥ずかしい。光をあてりゃあいいのかよおっていうそこらへんに間違いを感じる。
京都から帰った次の日に6年ぶりくらいのサッカーの試合の誘い。しかし、まわりは「はやくてうまい」という吉野屋のような若者ばかりなので、動かないフォワードにしてもらう。そして桜がコート一面に舞い散る中で桜まみれになって、たぶん人生最後のゴールをあげる。しかし、いつのまにか知らない人ばかりになっているチームに入ることやそもそもまだサッカーをすることに間違えを感じる。
わたしはMacの人なのでデータを共有するにはソフトバンク携帯のbluetoothが便利なのよ。っていうことをそんなに考えたわけでもなく。6年ぶりくらいに携帯を変えることにして、何も考えずに911Tとかいうのにする。家に帰ってようやく気づいたが、これは画面が大きすぎ。Palmより縦は大きく、もはやこれは電話ではない。お気に入りのケロロ軍曹画面にすると、さらに電話さ加減がなくなる。そこで電車の中でゲームなどをしてみる。なんとなく自分のだめさ℃が急上昇したことを実感。お買いあげから一週間ほど経つも一度も電話として使っていない。こんなのを買ったこともソフトバンクにしていることも朝から携帯でゲームをしていることも何もかも間違えを感じる。
もちろんテレビでは大食い選手権を見逃せない。わたしは寿司なら60貫で脳に危険サインがでて体が痺れてしまうので、さらに100貫近く食べられる人たちを心から尊敬する。たとえば、100円均一の回転寿司屋とすきやばし次郎の差以上に、その寿司100貫の差は遙かに尊い。努力とか気合いとかでは到底縮めることのできない彼らの胃腸の拡張ぶりに憧憬しながらお菓子だけで夕飯にしてしまう自分に間違いを感じていたら、隣に引っ越しをしてきた家族が千葉県民の憧れル・パティシェ ヨコヤマのクッキーを持ってきてくれた。下着にカーディガンというとんだ間違い衣装のまま挨拶をして、元祖!大食い王決定戦のラーメン決勝を見ながらもらったクッキー1箱を完食。それはもはや、間違いとかいうものでもない。