大人の中の人

二度目の「ドブの輝き」を最後のあたりで。いくつか最初の頃の舞台といじって濃くなってはいた。大人計画という劇団をドブとして説明をしていたけど、これだけ長くドブのままでい続けて、下品さを失わないまま輝かせている中の人は元気がなさそうだけど凄い。井口さんの作品で、疲れやすい顔としてアップになったところが笑わせながらも悲しくさせる。大人計画の前に大人計画風の芝居はなかったのに、これだけ大人風の劇団や芝居を作ってしまった中の人は、もう劇団を解散してもいいから楽に生きてほしい。