ダージリン急行

会社のインド人といっしょに観たダージリン急行は面白かった。インド人もこれはインドの田舎だしあんな列車は知らないよ。と他人事だったけど、わたしは奇妙なインド人の描写に怒る彼を想像していたのに、映画で描かれるインド人もインドもおよそ真っ当で。彼が説明するウェス・アンダーソンの死と再生の物語がどうので色彩と音楽のポップについての講義を聞くうちに眠くなる。ただ、インドにも、そして日本にもテンションを高めずに、寧ろ低めているような芝居で笑いをとる技術が英国やハリウッドの一部にはあるということと、これはお洒落映画だよねということでは見解の一致がみられた。
今日も、パーカーを着て歩くと、中に桜の花びらが入っていた。見せようとした犬猫は寝ていたので、自分のために押し花を作った。