国宝 薬師寺展

生まれつきわたしは大きな物にはひれふす。長い物にはまきつかれたい。平日に上野で国宝 薬師寺展を見る。イヤホンガイドの声が市原悦子であったので、もちろん装着。目から耳から嬉しすぎて口から涎のようなものを出してしまう。このごろいろいろなメディアでとりあげられている、日光菩薩月光菩薩のはずが、やはりその場で立ちすくんでしまうくらい圧倒される。平日だったからか人が殆どいないかったので、前から横から後ろから眺める。三蔵法師吉祥天女像も、何もかもが市原悦子に見えてしまうことに幸せを感じる。