美術

 国宝 薬師寺展

生まれつきわたしは大きな物にはひれふす。長い物にはまきつかれたい。平日に上野で国宝 薬師寺展を見る。イヤホンガイドの声が市原悦子であったので、もちろん装着。目から耳から嬉しすぎて口から涎のようなものを出してしまう。このごろいろいろなメディア…

 アートはお金のためにある

森美術館では、よく耳を澄ますと、まわりはみんな中国人のカップルか中国語を練習しているカップルたちだった。 展示の「アートは心のためにある」というタイトルよりも、「現代美術は金融市場のためにある」というメッセージなのかというくらい、UBSの資…

 「レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の実像」 と「アートで候。会田誠 山口晃展」

東京国立博物館は、もう、信じきれない混みよう並びような上野界隈。途中、噴水のあたりから物凄い人たちが行列を作っていたので、国立博物館からここまで並んでいるかと驚いたら、それはしかし、ホームレスの人たちの食事待ちの列らしかった。 「受胎告知」…

 ヘンリー・ダーガー展

を見に行った。日本にとってというか、わたしにとってヘンリー・ダーガーという名が知れ渡ったのは、4,5年前に桐野夏生の小説の表紙になったり、美術手帖の表紙になったり、ワタリウム美術館で展示会が開かれたり、誰かが仕組んだ特集であった。しかしそ…