2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 芥川賞がなにであったにしろ

今年の芥川賞候補は、どういうわけか少し前の人が入っていて嬉しい。石黒達昌と井村恭一は一冊だけ。田口賢司はすでに最初から時代遅れの恋愛小説風であった「ボーイズ・ドント・クライ」と「センチメンタル・エデュケイション」がどういうわけか、今でも本…

 ハウルの動く城 と オアシス

映画「ハウルの動く城」のいろいろな人の感想とかを読んでいると、ハウルを突然好きになる理由がわからない。というご意見があって、それはその通りなのだけど。2時間で人と出会って「愛している」とまで言わせて、その他の何やかやをしなければいけない映…

さびしいのはきみだけじゃない

本当のことを言うと、毎日触れずにはいられない、うちの♀猫のことが好きなのかどうなのか、自分でもよくわからない。だけど、猫を毎日見ていて思うのは、彼女はひとりで生きていくことも、友達がいないことも、孤独を感じることも無く。食事がたいしておいし…

猫が電話をかけてきた日

死者が17万人から20万人へと増えそうだという、増えるかもしれないというその3万人分がイメージできないのだよ。という唐突な出だしで携帯の向こうから話はじめた親の用件は、家に電話をしたまま受話器があがり放しになっていることを心配しての電話だ…

 なんとかまとめる

というグループに12月に小説、映画、音楽をまとめていたところにようやく10こづつ書いてみる。と順序には全く意味がないし。こうまめに書いているくせにあまりよく思い出せない。ただ、映画も小説も音楽も一位だけは揺るがない。そして、映画のマーダー…

休みの日は、漫画をたくさん読んだ。なかでも鬼頭莫宏「ぼくらの」ISBN:4091885039 と福島聡「機動旅団八福神」ISBN:4757720920 は、あまりにわたしのツボだった。しかし、漫画の単行本はいつも、本屋で続きを見かけても何巻まで読んだのかがわからなくなる…

僕は炬燵電車に乗って明日戦争へ行く

好きな食べ物は、カレーとお寿司と焼き肉。というわたしが好きな場所は当然、高い場所と海と雪が見えるところだ。という理論に自分だけ頷く。そして、何を食べようか迷ったときはたいてい、カレーが寿司か焼き肉を食べるし。いや、そもそも食べる物に迷うこ…

 開催発表

http://www.fujirockfestival.com/ とはいえ、「今年は値上げです」って。 よ。よんまんえんくらい?

 ハウルの動く城

素直にこの映画の物語りにはまる。ジブリ映画最高の恋愛映画。まさかこんな全うな恋愛映画だと思わなかったので、ああ、恋愛だあ。恋愛だねえ。と遥かスクリーンに写った二次元の二人をみて微笑む。ここには、人が人を思う気持ちがきちんと入っていて、それ…

 猫のホテル

それにしても、シベリア少女鉄道の土屋さんの秋澤さんらた辞めた説明がまったく納得できなくて、奇妙な気持ち。スズナリで妙に年齢層高めの客層に落ち着きながら猫のホテル「土色の恋情」を見た。想像していた、というよりも期待していた濃い役者のキャラ芝…

しあわせせならてをにぎろう

なんだか年末年始はやけに渋谷を通る。通る度にタワレコへ行っている気がする。しかし、実際今は何が流行っているのか、全く持ってわからない。とりあえず日本版のDeath Cab For Cutie を買えてご満悦なわたし。いろいろな雑誌の2004年ベストアルバムみたい…

ヴィック・チェスナット Vic Chesnutt デス・キャブ・フォー・キューティー Death Cab For Cutie

しつこいくらい何度も聴いているダニエル・ジョンストンのカヴァーで、彼らの奇妙に甘い声にはまる。今日、アルバムを探しに行こう。

 シベリア少女鉄道 ある意味解散

今更?気づいたシベリア少女鉄道のサイトのお知らせ文 http://www.siberia.jp/oshirase.html ここでの彼女達への説明はあまりに心づかいが無いと思う。小劇団にはよくありがちな、人間関係の何やかやだとは思うけど。そして、どう見てもシベリア少女鉄道の男…

中国行きのスロウボート

中国へは、観光で、親の知人の死んだ場所探しのお伴で、仕事で、そしてボランティアでと、四回行った。最後に中国へ行ったのがボランティアで砂漠にポプラの木を植える仕事だった。そして、中国へ何度も行っているくせに、写真がどこかへ行ってしまったので…

 せっかくだから

ミドルセックス作者: ジェフリー・ユージェニデス,Jeffrey Eugenides,佐々田雅子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/03/24メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 401回この商品を含むブログ (22件) を見ると、新年として去年読んだ小説をぱらぱらと読み直…

松任谷由実

昔、ラジオで渋谷陽一のDJの番組に松任谷由実が出演をして、自分がどれだけ天才なのかということを気持ち良いくらい話しまくっていたが、渋谷陽一が困りながらも最後に「でも、あなたはまだ『ジャコビニ彗星の日』を越える曲を作っていない」と話して、ユ…

ジャコビニ彗星の日

日の出前に起きて、猫と遊んだり遊ばされたり遊んだりをしていたら、家の窓から富士山が見えて驚いた。が、冷静に考えれば、前から気がついていたはず。親の記憶力の思いきりのいい抜けさ加減がうつったのかもしれない。そういえば、痴呆症という言葉には差…